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11/6 北千住にて同業者の特殊清掃のお手伝い

遺品整理士認定協会の協会員Sさんからヘルプ

弊社も所属している遺品整理士認定協会の
協会員Sさんより特殊清掃が入ったので
手伝っと欲しいとのご依頼。

Sさんの会社は生前整理と遺品整理を
メインに行っていて特殊清掃の経験がほとんどなく、
オゾン脱臭機をかけても臭いが取れなくて
困っている状況でした。

汚染物撤去と片付けまでは完了しているが
臭いはかなり残っている状況でした。

2DKで一人暮らしをされていた70代の男性が
亡くなってから3週間経過して
孤独死の状態で発見されたそうです。

Sさんの会社が行った作業は
害虫駆除⇒二酸化塩素噴霧⇒
汚染物撤去⇒遺品整理⇒
清掃⇒オゾン脱臭機1日運転

今回、亡くなっていた場所が
ベッドの上だったため
体液等は布団とマットレスに
吸収されていました。
(フローリングは綺麗な状態)

私が伺った際は臭いが残っていることを
除けばすべて撤去されている状況でした。

なんで臭いだけ残っているかというと
壁・天井のクロスとエアコンに臭いが
吸着しているからです。

エアコンは発見されるまで
運転中だったので内部に
かなり臭いを吸着させている可能性が
高いです。

Sさんに不動産管理会社へ連絡をしてもらい
クロス剥がしとエアコン処分の許可を
とって頂きました。

エアコンに関しては洗浄も可能ですが、
完全消臭を目指すとエアコンが壊れる可能性が
高いため、おかたづけタムラでは
5年以上経過しているエアコンに関しては
処分をお勧めしています。

通常のエアコン洗浄とは違います。

 

追加作業としては
エアコン取り外し⇒クロス剥がし⇒
二酸化塩素全面噴霧⇒オゾン脱臭機2日間

後は数日後に臭いチェックで
問題なければ完了です。

小田原市は都会ではありませんので
核家族化が進んでいるとはいえ
都内に比べると孤独死であっても
亡くなってから2日以内に発見されるケースが
多いです。

小田原市では早期発見が多いため
特殊清掃ではなく、遺品整理と
ほぼ変わらない場合がほとんどです。

近隣住民との繋がりや親族が近くに住んでいる事が
多いのが要因だと思われます。

都内で一人暮らしをされている高齢者の方は
近隣との関係も希薄なことが多いため、
何かあった際に気づかれないことが多いと思います。

 

何度経験しても孤独死の現場に慣れることは
ありません。

亡くなる前に発見できれば
助かる命もあるかと思うと
毎回、悲しい気持ちになります。

地域によっては見守りサービス等もありますが、
普段から近隣との交流が持てる環境
整備が大切だと思います。

行政、住民が一緒になって考えていく問題ですね。