神奈川県小田原市でお一人暮らしの方が孤独死されてしまいました。

今回は、いつもお世話になっている
弁護士先生から
「1人暮らしをされていた65歳男性の方が
孤独死されたので片付けと特殊清掃を
お願いしたい」
というご依頼でした。

亡くなられた方は元公務員で
資産もそれなりにある方でした。

死後、発見されるまで約1ヶ月経過しており、
気温は低い時期ではありますが、
それなりに孤独臭のある室内です。

ただ、今回はそれ以上に室内に
充満していたのがお酒と腐った食品の
臭いでした。

近隣の方のお話によると公務員という事もあり、
非常にまじめな方だったそうです。
ゴミ屋敷になっている状態を見て
ビックリされていました。

現役で仕事をされていたときは
酒もタバコもやらない方だったそうですが、
室内は空き缶や飲みかけの瓶、
タバコの吸い殻が、
散乱している状態でした。

ここからは私の予想でしかないのですが、
現役公務員だった時は仕事に生きがいを
感じていたと思います。

責任ある仕事を全うし、退職後、
気が抜けたというか改めて
自分の今後を考えた時に寂しさから
お酒とタバコに走ってしまったのではないかと
思います。

まじめな方ほど退職後、悪い方向へ
考えてしまう傾向にあるような気がします。

親族がいないという事もありますが、
少数でも良いので友人や同じ趣味の仲間が
いれば今回のような孤独死は
避けられたのではないかと思うと
非常に残念です。

今回の作業内容としてはゴミの分別回収と
特殊清掃となりました。

汚れた箇所を徹底的に清掃して
最後にオゾン脱臭機を3日間、
運転して完了としました。

臭気については80％程度、
消臭できたと思います。

あとは畳の入れ替えとクロス・クッションフロアの
貼替です。
こちらは協力会社へ依頼して
100％原状回復となりました。